ほったらかしでも年間40万円貯まる家計の作り方

    食費や光熱費など、ちまちま節約するのはストレス溜まるー!
    それなのに、たいして節約になっていないことの方が多いんですよね(涙)。

    結論からお伝えします。

    自動で貯まる仕組みとは、3大固定費の削減をすること、です!
    固定費は一度削ってしまえば、ずっと、または数年単位でほったらかしOK!
    ほっといても自動で口座にお金が貯まっていきます。

    3大固定費というのは

    • 住居費
    • 保険料
    • 通信費

    の3つで、私が勝手に3大固定費と呼んでいます。

         

    色々考えたり手続きが面倒なのよねー

    私も面倒なことは嫌いです。笑
    ですから、できる限り楽に大きく(!)節約できる方法を探しました。

    この記事では、我が家がこれだけで年間40万円以上の節約に成功した、固定費の削減方法をご紹介します。

    目次
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    住居費の見直し

    まずはなんといっても住居費、大きいです。
    適正な住居費の目安は
    持ち家で年収の20%÷12ヶ月−4万円(火災保険、固定資産税、修繕費など)、
    賃貸で年収の20%÷12ヶ月−1万円(火災保険、駐車場代など)程度
    と言われています。

    例:年収600万円で持ち家の場合、ひと月当たり (600万X0.2)÷12ー4万=6万円

    「ウチの住居費、適正金額より高い!」という家計の方はもちろん、
    「範囲には収まっているよー」って方も、他の費目の節約をする前に、まずは大きい住居費を見直すことをオススメします。

    住居費の削減方法は、持ち家と賃貸で違います。

    持ち家(一戸建て・分譲マンション)の場合

    我が家は住宅ローンを組んで、一戸建てを買いました。
    数年後、住宅ローンの借り換えをするか迷った末に、借り入れ金利を引き下げる交渉をしました。

    住宅ローンの削減方法は、主なもので

    • 住宅ローンの金利引き下げ交渉
    • 住宅ローンの借り換え

    の2つがあります。
    それぞれ説明していきますね。

    住宅ローンの金利引き下げ交渉

    ローンの借り換え、銀行の乗り換えをせずに、今のローンの金利を下げてもらう方法です。
    うちはこの方法で金利を0.65%下げてもらい、年間約9万円の節約に成功しました。

    借り換えとは違うので、数十万円の諸経費もかからず、手間も最小限ですみ、非常にお得でした。
    詳しく知りたい方は下の記事をご覧くださいね。

    住宅ローンの借り換え

    住宅ローンの借り換えには、様々な諸経費、手数料がかかります。
    銀行によって異なりますが、その金額は数十万円ほどです。
    そのため、住宅ローン負担を軽くしたくて借り換えをしたのに、諸経費で高くついてしまった、などという失敗が起こりかねません。

    諸経費負けしないか確認するには、次の3つの条件に当てはまるかチェックしてみて下さい。

    1. ローン残高が1,000万円以上
    2. 返済期間が残り10年以上
    3. 借り換えで金利差が0.5%以上

    この3つの条件すべてに当てはまるなら、借り換えで住宅ローンが軽くなる可能性があるので検討をしてみましょう。

    検討をする際には、必ず複数の銀行を比べる相見積もりを取るといいと思います。
    状況によっては、店頭に表示されている利率とは違ってくる場合もありますので、慎重に調べてください。

    住宅ローンの借り換えとなると、新たに住宅ローンを組むのと同じ手続きが必要になります。
    購入時は住宅メーカーが面倒な部分を引き受けてくれていた手続きも、契約者本人が銀行に出向いてやらなければならないことが多いです。

    団信や、付属の保障内容もローンによって違うことがあります。
    金利引き下げ交渉と比べて、考えることや手続きがなかなか多いので心してかかる必要があると思います。

    賃貸住宅の場合

    • 家賃交渉
    • 引っ越し

    家賃交渉

    今の賃貸住宅に数年住んでいるなら、築年数、近隣の住宅事情(同じアパート内、同じ間取りの空室の賃料が安い、近所にできた新築アパートの家賃との比較など)や、近所のスーパーが撤退した、商業施設の騒音、日当たりが悪くなったなどの条件の変化があれば、家賃の値下げをお願いしてみると応じてもらえる可能性があります。

    3〜4月や9月は引っ越しが多い=代わりの入居者が見つかりやすいため、それ以外の時期に交渉すると値下げに応じてもらいやすくなります。

    まずは管理会社に連絡することになると思いますが、値下げに応じる、応じないを判断するのは大家さん(オーナー)です。
    管理会社の担当者が、(面倒がって)大家さんに話を通さずに門前払いする場合もあるようです。
    そんな時は、直接大家さんに相談してみることをオススメします。

    引っ越し

    交渉に応じてもらえなかったりする場合には、家賃の安い物件への引っ越しを検討してみましょう。

    ただ、引っ越しをする場合には、引っ越し費用や敷金礼金などでまとまったお金が必要になります。
    その金額が、引っ越し前後の家賃の差額分、何ヶ月で元が取れるのかも計算しておくといいと思います。

    例:家賃15万円の住居→家賃13万円の住居に引っ越し
      家賃の差額 2万円
      引っ越し費用 20万円
      10ヶ月以上住んだ後から差額分の2万円が毎月お得になる(それまでは赤字)

    保険料の見直し

    保険は、人生で2番目に高い買い物、と言われます。
    月々の支払いはそこまで高くなくても、積み重なると大きな金額になります。
    投資を始める人が多いこの頃では、保険料の代わりにコツコツとインデックス投資をしていたら・・・と考えるとますます勿体無いと思いませんか?

    それを踏まえた上で、ごく稀に起こるけれども、起こってしまったら貯金では全く対応できないような事柄について保険に入る、というのが損をしない保険の入り方だと思います。

    もしも起こってしまったらすごい金額の支払いが発生するものとしては、自動車事故や火災があります。
    そのため、私は下の記事で「医療保険と学資保険は不要です、生命保険は減らしましょう」と書いていますが、自動車保険と火災保険には入っています。

    次の記事では、うちが実際に保険料を削減した方法、こうすればよかった!と思っていることをお伝えします。

    自動車保険の無駄はカット、必要な特約は入る

    自動車保険は、車両保険は高いので付けるのをやめました。
    さらに、運転者や年齢を限定してコストを抑えました。

    ただし、起こってしまった場合に莫大な金額がかかってしまう対人・対物賠償保険は無制限にしています。

    また、「もらい事故」の場合には保険会社が示談をしてはいけないという法律があるので、弁護士に相談する費用が下りる弁護士特約にも加入しています。

    「もらい事故」とは、「赤信号を無視して突っ込んできた車にぶつけられた」「駐車場に停めていた車にぶつけられた」「交差点の信号待ちで停車中、後ろの車に追突された」など、こちら側に全く責任がない事故のことをいいます。

    会社の団体扱いで加入できないかも含めてよく比較をして、納得したうえで加入をしましょう。
    保険の一括比較サイトは忙しい方や、対面だと勧められるままに加入してしまいがちな方にもオススメです。

    火災保険は比較して自分で選びましょう

    我が家の火災保険は、住宅購入時に住宅メーカーが勧めるまま、25年長期一括払いのものに加入してしまいました。
    全く比較することもなく、支払い金額は住宅ローンに組み込まれたので金額すら調べないとわかりません。
    2歳の子供がいるなか、間取りを始め決めることだらけだったので、そこまで頭が回らなかったんだと思います。

    ものすごく後悔しているので、皆さんはきちんと比較検討して加入することをオススメします。
    賃貸住宅でも、管理会社が「この物件の入居者様には、この火災保険に加入していただいております」などと言われても、資料だけもらって、「比較検討しますね」と言っておきましょう。

    生命保険

    うちは私が専業主婦なので、夫にのみ生命保険をかけています。
    また、小学生の子供が2人いるので、教育費のことを考えて3,000万円の生命保険に加入していました。

    この生命保険は夫の会社の団体保険、しかも共済なので保険料も割安です。
    だから見直す必要はないなーと考えていました。
    が・・・我が家は住宅ローンを組んでいるので、団体信用生命保険にも自動的に加入していたんです。

    団体信用生命保険(団信)とは、住宅ローンの返済中に万が一のことがあった場合、保険金により残りの住宅ローンが弁済される保障制度です。

    とてもざっくりと乱暴に言ってしまうと、団信に入っているということは、住宅ローンの残りの金額分の生命保険に加入しているのに近い状態だということです。

    とは言っても、一時金として渡されるわけではないので、その分まるまる生命保険の保障額を下げることはしませんでした。
    まずは500万円分保障額を下げ、支払う保険料を月々1,830円、年間22,000円削減しました。

    子供も大きくなってきましたし、用意しておくべき教育費も徐々に減っていきます。
    さらに、遺族年金(日本年金機構https://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/izokunenkin/jukyu-yoken/20150401-03.htmlより)もあります。
    なので、来年はもう少し保障額を下げる予定です。

    医療保険

    医療保険は、夫婦とも、終身医療保険(60歳まで払込)とがん保険(終身払込)に加入していました。

    終身医療保険は、入院したら1日につき5,000円、手術すると10万円保険金が出るというものです。
    がん保険は、がんと診断されたら一時金で100万円保険金が出るというものでした。

    どちらも不要と判断し、

    医療保険(夫婦で) 1ヶ月7,141円、年間85,692円 → 0円
    がん保険(夫婦で) 1ヶ月3,110円、年間37,320円 → 0円

    年間12万円以上、貯金に回すことができました。

    詳しい内容は、次の記事で書いていますので、ぜひご覧くださいね👇

    学資保険

    子供2人がそれぞれ0歳の時に学資保険に加入しました。
    銀行に預けておくよりも利率が高いし、契約者が亡くなった場合には保険料の支払いが免除されるから安心だという思いからでした。

    第1子:年間18万2,800円で17年間支払い(支払総額310万7,600円)→350万円受け取り:利率1.12%

    第2子:年間32万6,000円で10年間支払い(支払総額326万円)→360万円受け取り:利率1.10%

    どちらも受け取りは支払いを開始してから17年後以降です。
    当時は投資の勉強をしていなかったため、この利率が低いことに全く気づいていませんでした。

    今、学資保険を検討している方には、積み立てNISAでのインデックス投資の方がお得ですよ、とお伝えしたいです。(2023年まではジュニアNISAもあります。)

    ジュニアNISAのポイント 金融庁サイトリンク
    https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/junior/point/index.html

    15年以上の投資期間があれば、途中で暴落が来ても投資を継続しさえすれば、この学資保険よりもいい成績を出せると思われます。
    我が家の子供達の学資保険は、残りの支払い期間が7年と2年なので、今から投資に回すことは諦めました。
    なので、これから学資保険に入ろうとしている方でまだ間に合う場合は、比較検討してみてください。

    ただし、投資にはリスクがつきものです。
    そのリスクに耐えられない、または投資内容がよく分からないまま始めてしまうのはお勧めできません。
    鵜呑みにせず、ぜひ投資の勉強をし納得したうえで、自己責任で始めるようにしてください。

    通信費の見直し

    我が家は夫婦ともどもauで、上の子の分のキッズケータイ(auマモリーノウォッチ)、自宅のauひかり(ホームタイプ)と併せた毎月の支払額は1万6千円以上でした。

    今は、
    親 au→楽天モバイル、楽天ひかり(どちらも無料期間中)
    子 auキッズケータイ→GPS BoT第2世代(Bsize社)
    に乗り換えをして毎月の支払いはGPS BoT2台分(子ども2人)の1,056円+楽天ひかり乗り換え工事費(分割払い)の330円=1,386円になりました!

    auどっぷりから脱出したことで、通信費が年間17万5千円も安くなりました。
    ただし、これは楽天モバイル、楽天ひかりが1年間無料のためです。
    無料期間終了後もauの時よりも安い使用料にはできますが、引きづつき激変する通信業界にアンテナを張っていきたいと思います。

    キッズケータイから子ども用GPSに変えた経験談は、下の記事に書いています👇

    まとめ

    マイホームを買って4年後、下の子もプレ幼稚園に通い始めてふと通帳を見ると、残高はいつもほぼ同じ額・・・。
    つまり、学資保険と子供用の口座に回していた月2万円の貯金以外は、きれいに使い切っていたということです(汗)。

    この頃、初めて家計簿を1年間つけ通せたので、家計簿を眺めて削れるところはないか考えました。
    そして、全ての費目の中でダントツに高い住居費をどうにかしたいと考えました。

    面倒くさいのは嫌いですが、金額も大きいし、えいやっと行動してみたら成功!
    これで味をしめました(笑)。
    (詳しくは関連記事https://tsukihana-blog.com/house/をご覧ください。)

    住居費以外の固定費にもメスを入れ、3大固定費をすべて削った結果は
    年間 40万5千円(1ヶ月約3万3千円)の削減になりました。

    ひと月3万3千円、コンスタントに稼ぐのは大変です。
    3大固定費からでも、他の大きな支出があればそこからでも、まずは何かひとつから行動してみませんか?

    私は固定費を削減していた頃、YouTubeで両学長のリベラルアーツ大学を視聴するようになって、更なる固定費の削減、保険の見直しへと進んでいくことができました。

    YouTubeのリベラルアーツ大学 両学長(チャンネル登録者数164万人)の「お金の大学」は、今回のような保険の話だけでなく、お金の基礎がぎっしりと詰まった、お金のバイブルとも言える本です。
    現在、70万部も売れています。
    まだ読んだことのない方は、こちらもぜひご一読くださいね。

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    固定費削減のメリット

    • 稼ぐ金額をすぐに増やすことは難しいけれども、固定費の削減は一度やってしまえば毎月確実に手元にお金が残る。
    • 稼いだお金ではないので、所得税がかかることもない。
    • 浮いたお金は、天引きや先取り貯蓄に回せば、年間20万円以上の貯金ができる!(はず)

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