うちには、中学1年生と小学3年生の兄妹がいます。
今のままで教育費の山を越えられるのかな?
最近になって焦りだしました(遅いですね笑)。
一応、学資保険は入っているし、(途中からだけど)毎月1人1万円ずつ子どもの口座に自動積み立てしているし、足りるかな?
足りるといいな、そんな甘い気持ちでいました。

そもそも、うちの子どもたちが行きたい学校に行くには、いくら必要なのかな?
この記事では、子ども2人のわが家の教育費の山がいくらになるのか、今の貯金で足りるのかを計算していきます。
今の貯金で足りないなら、どうやって貯めていくかまでお話します。
🟢 これからかかる教育費がいくらか分からなくて不安
🟢 教育費、いくらくらい必要なのかは知っているけど、自分の家庭に当てはめて考えたことがない
🟢 貯金はなんとなくしているけど、足りるのかどうかは分からない
こんな方は私と一緒に計算してみましょう!
教育費、いくらくらい必要?
下の表は、通う幼稚園・学校ごとに、かかる平均金額の概算をまとめたものです。
今後、お子さんが通うであろう学校を、とりあえずでいいので選んでください。
進学先は、多分こんな感じかな〜という「予想どおりコース」と、これ以上は厳しい〜という「ハイコストコース」で試算しておくと安心です。
自宅外から通学するケースも考えておくといいですね。
自宅外通学者のいる世帯の割合は、全体の約27%にものぼります。
自宅外通学を始めるための費用の平均額は、入学者1人当たり39万円です。
また、仕送りの平均額は年間90万円です。
4年制大学中、一人暮らしなどをするのであれば90万円×4年になります。
公立 | 私立 | |
幼稚園 | 22万円 | 53万円 |
小学校 | 32万円 | 160万円 |
中学校 | 49万円 | 141万円 |
高校(全日制・給食なし) | 46万円 | 97万円 |
大学 | 国公立 | 私立文系 | 私立理系 | 私立短大 |
入学費 (受験料等も含む) | 77万円 | 95万円 | 94万円 | 60万円 |
在学費 (各年) | 115万円 | 152万円 | 192万円 | 177万円 |
卒業までの 全在学費 | 460万円 (4年間) | 608万円 (4年間) | 768万円 (4年間) | 354万円 (2年間) |
合計(入学費+ 全在学費) | 537万円 | 703万円 | 960万円 | 531万円 |
わが家の子どもの進学予定は・・・
わが家の子ども達の進路予想
うちの子ども達の進路を予想してみました。
皆さんのお子さんの進路も予想してみてくださいね。
兄の進路
「予想どおりコース」公立中学→公立高校→私立理系大学
「ハイコストコース」公立中学→公立高校→私立理系大学(自宅外通学)
妹の進路
「予想どおりコース」公立中学→公立高校→私立文系大学
「ハイコストコース」公立中学→公立高校→私立文系大学(自宅外通学)
この通りに進むと、いくらかかる?
それぞれ、上の教育費の表の金額を当てはめて、今後かかるであろう、おおよその教育費の合計を出してみました。
兄の教育費
「予想どおりコース」49万円+46万円+960万円=約1055万円
「ハイコストコース」49万円+46万円+960万円+39万円+360万円=約1454万円
妹の教育費
「予想どおりコース」49万円+46万円+703万円=約798万円
「ハイコストコース」49万円+46万円+703万円+39万円+360万円=約1197万円
子ども2人の今後の教育費合計
「予想どおりコース」1055万+798万=1853万円
「ハイコストコース」1454万+1197万=約2651万円
中学校〜大学まで、予想どおりコースなら約1853万円、ハイコストコースなら約2651万円と出ました。
2600万円も貯められない!どうする?
上で、今後必要になる教育費合計が出せました。
わが家だと、約1853〜2651万円・・・今から数年で貯めるなんて、無理です(汗)。
でも、大丈夫です!
今から生活費と別にこの金額を貯めなきゃいけないわけじゃないんです。
今、うちの子どもは小学生ですが、教育費は通常の家計から出しています。
つまり、教育費用の貯金を充てているわけではないんです。
ほとんどのご家庭がそうではないでしょうか。
ということは、家計で賄えなくなる時からの教育費を貯めておけばいいということになります。
わが家のいま現在の教育費は、小学生1人あたり年間約24万円かかっています(入学時は除く)。
上の表(全国平均)では、公立小学校の教育費は年間32万円、公立中学校では年間48万円となっています。
公立小学校から公立中学校に進むと、年間16万円(月間1.3万円)負担が増えるということですね。
月1.3万円程度の増加なら、今のわが家の家計で賄えそうです。
公立高校に進んでも、公立中学とほぼ変わらないので、普段の家計から出せそうです。
ただ、中学校、高校では部活動も活発になるので、部によっては費用がかさむことも考えられます。
固定費はできるだけ削ったり、あればあるだけ使わないよう先取り貯金の仕組みを作るなど、教育費がじわじわ上がってくるのに対応できる家計にしておこうと思います。



公立高校までは、貯金体質の家計なら何とかなりそう!
問題は大学です。
一番お安い国公立に進んでくれたとしても、桁が違います。
今の家計から出せるお金ではありません。
ということで、うちは大学入学から始まる教育費の山に備えて貯金をしていこうと考えました!
ただし、毎月の家計がギリギリで余裕が全くなかったり、お子さんがまだ小さくて大きな出費に備える時間がある場合は、小中学校・高校入学時の大きめの教育費に少しずつ備えていけると安心だと思います。
貯金をするためには、固定費カットがとっても効果的です。
こちらの記事で固定費の削減方法をお伝えしていますので、よかったら参考にしてください。
👉 我が家が年間40万円を自動で貯めた仕組みづくり
次からは、大学の費用(教育費の山)に備える仕組みづくりをしていきます。
大学費用を貯める仕組みを作りましょう
前項で、高校まではわが家の場合、家計の範囲でなんとかなりそう、と試算しました。
つまり、大学費用に向けていくらの貯金を始めればいいかを考えればいいということですね。
では順番にやっていきましょう。
- 大学でかかるお金はいくら?
- そのうち貯金で賄えるのはいくら?
- 足りない分をどうやって貯金する?
❶大学でかかるお金はいくら?
まず、教育費の山(大学入学)の大きさを確認します。
とりあえず、わが家の「予想通りコース」で計算してみます。
兄:私立理系大学(960万円)
妹:私立文系大学(703万円)
合計1,663万円を、できれば大学までに用意したいですね・・・!
❷そのうち貯金で払えるのはいくら?
次に、貯金を確認します。
わが家の場合、教育費用に積み立てている貯金と、加入している学資保険があります。
また、毎月の家計からも出せるはずなので、それも加えます。
毎月の家計からいくら出せるかは、学資保険の保険料の金額(大学入学時には支払いが終わっている)と、高校までの期間に払っていた金額などから無理のない金額にしておくといいと思います。
わが家の場合、兄妹それぞれ、以下の金額を用意できる予定です(今のまま順調にいけば、ですが)。
兄:学資保険 300万
子ども口座 158万
家計から 192万(月4万円を4年分)
貯金など合計→650万円
妹:学資保険 350万
子ども口座 201万
家計から 192万(月4万円を4年分)
貯金など合計→743万円
❸足りない分をどうやって貯金する?
❶「大学でかかるお金」から❷「貯金などの額」を差し引いて足りない金額を出します。
ここでは、「予想どおりコース」で計算してみます。
兄:960万円(私立理系大学)−650万円=310万円不足
妹:703万円(私立文系大学)−743万円=40万円のゆとり
兄の分は、310万円足りないことが分かりました。
妹の分は、40万円余る計算なので、「ハイコストコース」に備えてゆとりを持たせておきます。
兄は現在11歳、大学入学まで約7年です。
不足する310万円を7年で貯めればいいので、
310万円÷7年=44万円/年
44万円÷12ヶ月=約4万円/月
になります。
つまり、わが家の教育費「予想通りコース」1,663万円は、今やっている貯金に加えて、年間44万円、月々約4万円の積み立てをすれば間に合うということになります!
だいぶんハードルが下がってホッとしました・・・(もちろん、月々4万円の積み立て貯金もラクではないですけれども!)。
教育費を貯めるために


教育費に備えて、多くのお父さん、お母さんは学資保険に入ったり、児童手当を全額貯金されていたりすると思います。
もしかすると、「全く考えてなかった・・・」という方もいるかも知れません。
どちらにしろ、「全額、今の貯金で足りそうだよー」という方以外は、今日から行動を始めましょう!
おすすめの貯金方法を挙げておきます。
🔵 自動積み立て
我が家は、毎月手動で子ども達の口座に入金するのは面倒なので、お給料が振り込まれる銀行に子ども名義の貯蓄口座を作りました。
指定した日になると夫名義の口座から、自動的に子ども達の口座に指定した金額が振り込まれる仕組みです。
今は普通の銀行の利率はほぼゼロなので、まだネット銀行に口座を持っていない方は、ネット銀行の口座を開いておくと利率だけでなくお得なことが多いのでぜひ作っておきましょう!
🔵 ジュニアNISA
わが家は出産後、すぐに学資保険に加入してしまったのですが、ジュニアNISAに入っておけばよかったー、と後悔しています。
学資保険よりジュニアNISAの方が利率が良くなる可能性が高いと気づいた時には遅かったんです。
うちの子供達の学資保険は、残りの支払い期間が7年と2年なので、今から投資に回すのはリスクが高いので諦めました。
お子さんがまだ2歳くらいまでであれば、比較検討する価値があると思います。
15年以上、インデックス投資を続けることができれば、学資保険よりもいい成績を出せる可能性が高いと思われます(もちろん、保証はできませんが)。
ただし、投資にはリスクがつきものです。
そのリスクに耐えられない、または投資内容がよく分からないまま始めてしまうのはお勧めできません。
鵜呑みにせず、ぜひ投資の勉強をし納得したうえで、自己責任で始めるようにしてください。
始める際も、教育費全額をジュニアNISAで運用しよう、というような極端なことはしない方がいいと思います。
ジュニアNISAのポイント 金融庁サイトリンク
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/junior/point/index.html
🔵 学資保険
投資は怖いし面倒くさいという方、自分で貯金しても使っちゃいそうな方は、学資保険に頼るのもありだと思います。
節約やコスト面を考えたら、自分で投資するのが一番ですが、ちょうど進学でお金が必要になったタイミングで暴落がくるとダメージ大きいですよね。
真っ当な投資で15年以上続けられれば、元本割れをするリスクは低くなるとは言いますが、投資を始める前に勉強をする前提です。
お子さんが小さいうちはなかなか、勉強の時間も取りにくいですよね。
学資保険は保険である以上、手数料がかかります。
その分、契約者が亡くなった場合に保険料が免除になったり、赤ちゃんの医療相談サービスが受けられる保険もあります。
支払う手数料と受けられるサービスのつり合いを考えて選んでみてください。
妊娠中や産後で体調が優れなかったりする中、いろいろなサイトを一つ一つ探したり窓口に行くのは大変だと思います。
20社以上の保険会社の中から「掛け金」と「満期」から一番利率の良い商品を比較、提案してくれるサービスもあるので、まずはオンラインでも相談してみてはいかがでしょうか?
貯金の方法を挙げましたが、家計から貯金に回すお金を作るのが何より大変です。
下の記事で家計をラクにする方法をまとめていますので、よかったら見てみてくださいね。

