先日、親子でボイスメッセージを送り合える「BoTトーク」を購入しました!
連絡機能のあるGPSは初めて使うので、実際に使ったレビューをしていきたいと思います。
元々、BoTトークの前の代の「GPS BoT」(トーク機能なし・位置情報がわかるのみのシンプルなGPS)を5年以上使っていました。
5年以上使っても、使用頻度が少ないためか、電池や性能の劣化は感じていません。
「GPS BoT」のレビューは過去記事をご覧ください 👉 GPS BoT (第2世代)って、人気あるけど実際どう?【体験談】

じゃあなんでBoTトークを買ったの?



私が家を空ける時間が増えてきたからなんです
ずっと家にいるなら、何かあれば探しに行けたり、子どもが帰宅すれば対応できるのでいいのですが、外出時間が長いとそうはいきません。
近い将来、筆者が外で働く可能性もあるので、子どもだけで戸締まりなどもできるようになってほしいという思いもありました。
携帯やスマホはまだ持たせたくなかったので(うちの子が通っている学校には持ち込み不可)、親子で連絡し合えるGPSを探し、「BoTトーク」にたどり着きました。
BoTトークってどんなGPS?


ボイスメッセージが送れるGPS
GPS(子ども側)とスマホ(親側)、どちらからも声のメッセージが送れる子ども用GPSです。
大人気の「GPS BoT」を出したビサイズ社から2022年3月に発売されました。
「GPS BoT」の長所を引き継ぎ、バッテリー・精度ともに充実しているうえ低価格なので安心して使えます。
※「GPS BoT」は現在販売が終了しており、BoTトークの端末でGPSプラン(ボイスメッセージ機能なし)を選ぶことで同等の機能が得られます。
トーク機能あり・なしがプランで選べる
BoTトークには、「GPSプラン」と「GPS &トークプラン」という2つのプランがあります。
GPSプランは位置情報の確認など基本機能のみ、GPS &トークプランは、トーク機能(ボイスメッセージの送受信)付きです。
2つのプランは、いつでもアプリから変更できます。
端末を買う時にはとりあえずトークありで契約しておいて、「トークはあまり使わないな・・・」と思ったら、トークなしの「GPSプラン」に変更できるので便利です。
初めてGPSを買うけど、連絡機能がついている方がいいのか、なくていいのか分からない、という方にもピッタリです。
プラン変更についてさらに詳しくは→公式サポートページ「プラン変更について」
BoTトーク仕様
料金 | 本体:5,280円(税込) 以下、GPS &トークプラン時 月額: 748円(税込) 1年間総額(本体+1年分):14,256円 2年間総額(本体+2年分):23,232円 5年間総額(本体+5年分):50,160円 |
連絡(子→親スマホ) | ボイスメッセージ |
連絡(親スマホ→子) | ボイスメッセージ |
バッテリー | 1400mAh |
測位方式(通信網) | GPS衛星4種(GPS/みちびき/Galileo/BeiDou)、 A-GPS、Wi-Fi、SBAS、携帯基地局 |
移動履歴保存期間 | 1週間 |
サイズ | 幅 50mm・高さ 50mm・厚み 21mm ・重さ 50g |
オートサーチ間隔(最短) | 1.5分間隔 |
BoTトーク公式サイトはこちら 👉 【公式】BoTトーク(別ウィンドウで開きます)
BoTトーク 実際に使ってみて感じたデメリット
外で、お互いに歩きながら落ち合おうとしたとき


ある日、うちの娘がBoTトークを持って外に遊びにいきました。
その後、他のお友達が自宅に来て、娘と遊ぶ約束をしているとのことだったので、トークで「お友達が来てくれているから帰ってきなさい」と連絡しました。
筆者は帰ってくる道で会えれば早いと考え、居場所はGPSでわかっているのでお友達を連れて迎えに行きました。
BoTトークで居場所を確認しながらボイスメッセージを送り合えば、落ち合えるだろうと考えたんです。
ところが、実際には娘と筆者は別ルートでお互いのいた場所に向かってしまい、筆者が娘がいた場所に着いた時には、娘は自宅に戻っていたんです。
これ、お気づきの通り、携帯電話だったら起こり得なかった事態なんです。
でも、携帯電話じゃなくてもGPSとトークがあれば大丈夫じゃないか、という根拠のない自信が生んだ失敗です。
BoTトークの現在地確認は最短で1.5分かかります。
最短で、なのでもちろんそれ以上かかることも多いということです。
そしてトークの送受信にはおよそ1分ほどかかります。
つまり、全体でのタイムラグは3分以上かかっていたということになります。
3分あれば、子供の足でも結構移動できるため、お互い移動しながら落ち合うのは無理だったということですね。
携帯電話ではないので、リアルタイムでのやり取りはできない、タイムラグがあることを忘れずに
外出先から子どもにトークを送るとき


大きめの声を出しにくい場所(通話禁止の場所など)で困った
ビジネスマンが行き交うオフィスビル内から子どもにトークを送るとき、電車内でトークを受け取ったとき、これは困ったな・・・と思いました。
聞くことは「スマホを耳に当てて聞く」を選べば問題ありません。
「ハンズフリー」を選ぶと車内に子供の声が響き渡るので(笑)、ご注意ください。


問題は返信です。
声を出して録音する必要があります。
ヒソヒソ声では聞き取れない可能性があるので割と大きめの声で録音したい。
でも電車内ではそれはできない。
文字入力はできないと分かってはいたけれど、保護者側からは文字入力できれば良いのに・・・!
と切に思った瞬間でした。
メッセージは声を出して録音するため、場所を選ぶ必要あり
ちなみに、文字でメッセージを送り合えるGPS「coneco」(コネコ)もあります。
「BoTトーク」と「coneco」の比較記事はこちら👇


トークを録音する時、マイクボタン操作で困った


まずマイクボタンをタップ、すると録音画面になるので、マイクボタンを今度は長押ししながらスマホのマイクに向かって話します。
簡単な操作なんですが、少し問題がありました。
人目を気にせずスマホに向かって録音できる時はいいんです。
屋外で片手で操作していたらマイクボタンの上に置いた指がずれて、いつの間にか録音が終了してしまっていました。
送る前に録音時間を見られるんですが、妙に短いなと思って気付けたのでよかったです。
人通りが多いところでは恥ずかしいですが、ちゃんとスマホを顔の前に持ってきて両手で操作しないとダメだなと感じました。
子どもがBoTトーク本体で録音する時には、ボタンをカチッと押しながら録音するのでちゃんと最後まで録音できなかったことに気づきやすいようです。
それでも、メッセージが途中で切れたままで送られてきたこともありました。
(子ども自身が気がついて「ごめんね、途中で送っちゃったー」と再度メッセージが送られてきました笑)
マイクボタンは、押し続けないと録音されないので注意
文字でメッセージを送れる「coneco」


conecoの連絡手段
相互連絡できるGPSの中でも、唯一、文字でメッセージを送り合えるのが「coneco」(コネコ)です。
「coneco」はカーナビで有名な(株)カーメイトが出しています。
conecoの連絡手段は、
子ども→保護者 定型文メッセージ
保護者→子ども 自由文メッセージ
となっています。
子どもから保護者への定型文は、あらかじめ、アプリから20種類まで自由に設定しておきます。
設定できる文字数は全角20文字までです。
例えば「あめがふってきたから、むかえにきて」(17文字)くらいの感じですね。
子どもは、送りたい文を選ぶだけなので簡単です。


保護者から子供へのメッセージは、自由文で全角40文字まで送れます。
ここまで聞くと、LINEみたいに既読も分かるのかなと期待したくなりますが、残念ながらconecoに既読はつきません。
BoTトークのアプリには既読通知機能があり、子供がボイスメッセージを再生すると既読がつきます。
筆者は、子どもから保護者へ自由な音声メッセージを送れること、既読がわかることが決め手でBoTトークを購入しました。
が、外出先から声を録音する時に、文字で送れたら助かるのになぁと感じました。
conecoは文字でメッセージが送受信できる唯一の子どもGPSです。
公共の場所からメッセージを送ることが多い方、子どもからの連絡が定型文でも問題ない方は、conecoの方が使いやすいかも知れません。
BoTトークとconecoを連絡方法以外で比べると、費用、バッテリー、サイズなど違いが結構あるので、ご家庭での使い方を想像して「これは困る!」というデメリットがない機種を選ぶと後悔が少ないと思います。


coneco仕様
料金 | 本体:19,800円 月額: 480円 1年間総額(本体+1年分):25,560円 2年間総額(本体+2年分):31,320円 5年間総額(本体+5年分):48,600円 |
連絡(子→親スマホ) | 定型メッセージ (登録した定型文から選択) 全角20文字以内20種類まで |
連絡(親スマホ→子) | 文字メッセージ(全角40文字まで) |
バッテリー | 620mAh |
測位方式(通信網) | GPS衛星3種(GPS/Galileo/GLONASS) 携帯基地局(月に50回まで) Wi-Fi非対応のため、地下や建物内での測位が弱いが 屋外での測位に強い |
移動履歴保存期間 | 1年間 |
サイズ | 幅 106mm・高さ 43mm・厚み 16mm・重さ 64g |
オートサーチ間隔(最短) | 1分間隔 |


BoTトークを買ってよかった!と思えたメリット


ここからは、BoTトークを実際に使ってみて感じたメリットをお伝えしていきます。
トーク機能で子どもの不安が減った
結論から言いますと、小学3年生の娘が「これに声を入れたら、お母さんに届くの?」と目に見えて安心したので買ってよかった!と思えました。
もともと、GPS BoT(トーク機能なし、GPS機能のみ)を数年使っていました。
GPS BoTには満足していましたが、私が家を空ける時間が多くなることが増えてきて、子どもの不安を取り除いてあげたいという気持ちでBoTトークを購入しました。
私が夕方まで家を空けていた時は、飼っている猫の世話をお願いしていたのですが、「学校から帰ったら、猫砂がばら撒かれてて大変だよー!どうしたらいい?」などと連絡が入りました。
こういうのは、定型文では対応できないので、ボイスメッセージを送れるタイプにしてよかったなと思いました。
子どもでも操作が簡単
BoTトークの中央にあるボタンを押せば届いているメッセージを再生、長押しすれば録音ができます。
ボタン1つなので、子どもでもすぐに使えます。
購入後にトーク機能あり・なしを変更できる
GPS BoTを持っているのにBoTトークを新たに買うかどうか、正直迷いました。
税込5,280円の端末代に加え、月々の支払いも今よりも220円アップするからです。
が、BoTトークには、トークありとトークなしの2つのプランが用意されていました。
端末は同じで、トーク機能ありなら748円(税込)、トーク機能なしなら528円(税込)から選べるんです。
トーク機能が不要になったらトーク機能なしのプランに切り替えられると知り、それなら試しに買ってみようと思いました。
トーク機能で親も安心・便利
最近では、筆者が家を空ける時間は少なくなりましたが、トーク機能が便利で元のトークなしプランに戻す気になりません。
外出した子どもからは「約束してたお友達、いなかったから別のお友達誘いに行ってくるねー」とか「公園で遊ぶって言ったけど、やっぱり児童館行ってくるねー」などと連絡が入ります。
筆者の方からは、お昼を過ぎても帰らない娘に「もう12時過ぎてるから帰っておいでー」などと送っています。
以前は近くの公園まで迎えに走っていましたので、とても便利です。
BoTトークのアプリには既読通知機能があり、子供がボイスメッセージを再生するとLINEのように既読がつきます。
なので、「帰ってこないぞー。メッセージに気づいてないのかな?」という心配がなくなります。
GPS側の着信音は、メッセージ送信時にON/OFFを選べる


子ども用GPSの多くは、学校に持ち込むことを想定して、指定した時間帯、またはエリアでは着信音がならないようにする機能があります。
そういった機能は使ったことがないのでハッキリとは言えませんが、その設定するの面倒そうですよね・・・。
学校から帰る時間は日によってまちまちだし、毎日設定時間を変更するのは大変です。
学校周りのエリアを指定してもそこまで精密な位置情報は測れませんし、まれに全然離れた場所にいることになっている時もあります。(学校を抜け出したのかと思って一瞬焦りましたが誤作動でした。)
BoTトークは、スマホからメッセージを送る前に、GPSの着信音を鳴らすかどうか聞かれます(上の写真)。
なので、送る直前に「今は学校にいるから鳴らさないで送信だけしておこう」「塾が終わったら見るように伝えているから授業中はならさないでおこう」などとその都度、判断できます。
まとめ
筆者は、子どもから保護者へ自由な音声メッセージを送れること、既読がわかることが決め手でBoTトークを購入しました。
が、人がたくさんいる場所でメッセージを録音するのは、思った以上に恥ずかしかったです。
それ以外は、もともと満足して使っていたGPS BoTと全く変わらない性能で、とても満足しています。
BoTトークは、公式サイトのみでの販売になっています。
併せて専用ケースの販売もされているので、必要な方は検討してみてください。
(わが家ではネックストラップをつけてケースなしで持たせています。)
BoTトークにサイズを合わせた汎用ケースも販売されています👇


BoTトーク公式サイトはこちら 👉 【公式】BoTトーク(別ウィンドウで開きます)
公共の場所からメッセージを送ることが多い方は、文字でメッセージを送れるGPS「coneco」もオススメです。


coneco公式サイトはこちら 👉 【公式】coneco(別ウィンドウで開きます)